命は1つ1回こっきり!

先日友人より頂いた、村山由佳作「遥かなる水の音」!

遥かなる水の音

前から買いたくて、読みたくて悩んでいた1冊の本。

なんで悩んでたかというと、買えば読みたくなり
読み始めたら確実に時間が足りなくなる・・・。
仕事の時間を割く訳にはいかないし、ブログは大事だし・・ねぇ。

でも頂いた以上は1ページ1ページ大事にゆっくり
読んでいこうと思うので、この場を借りて友人には
「どうもありがとう」と伝えておきます・・はい。

私の村山由佳さんの本との出会いと、愛犬はいるけれど、
猫も好き!っていうのは前にブログに載せましたけど。

初めて購入した村山エッセイ「晴れときどき猫背」の中の
村山さんと同じ体験をした事を最近思い出した。

幼い頃、私はよく山奥の母の実家に遊びに行った。
春休み、夏休み、とにかく連休といえば父・母に
連れられて車で2時間かけて行ったもんです。

そこには「ちび太」という一匹の猫がいて、
私が行くとすぐ寄ってきてゴロゴロと喉を鳴らす。

お風呂も一緒、寝る時も一緒、従姉妹達や
おじさん、おばさんに○○ちゃんと「ちび太」は
ホント仲いいねぇって言われたものです。

いつだったか冬休みに入る1週間前に、学校から帰ると

母・・「あのね、ちび太がもう駄目みたい」

私・・「駄目って・・?何が・・?」

母・・「ちび太ねぇ、もうお爺ちゃんでねぇ、寿命がきたみたいなの、
    座ったまんまで、御飯もぜんぜん食べないんだって、
    どうする?行きたい?」

子供の私に「寿命」とか「駄目」っていう単語も意味も
よく分からなかったけれど「行く!」って言った記憶がある。

ここからは、村山さんのエッセイからの抜粋で、
幼き日の村山さんの猫「チコ」のお話。

数日前に保健所を通じてネズミ駆除の薬が配られたばかりだった。
近所の誰かがまいたピンク色の薬はさぞおいしそうな匂いがしたのだろう。
夜中、とっくに寝ていた私を、母が揺り起こしにきた。

「チコが、もうあかん」

飛び起きていった私がどんなに名前を呼んでも、チコはもう頭を
あげることもできなかった。
ぴくりともしないチコの鼻や口から懸命に息を吹き入れる兄の横で
ぽろぽろ泣きながらつっ立って見ている間じゅう、足のつま先が
凍るように冷たかったことを覚えてる。

やがて、父が言った。

「あたま撫でてやり、まだあったかい」

生きものが目の前で死んでいくのを見るのが初めてだった私は、
そのあとしばらく、ショックから立ち直れなかった。
それでもなお、あの時、寝ていた私を起こすほうを選んだ両親は
正しかったと思う。

夜のうちにそっと亡骸を埋め、チコはどこかへ行ってしまったと言って
ごまかすことだってできたはずだろうに、あえてそうしないでくれた事に
感謝している。なぜなら、その時を境に、私は、ひとつの真実を自分の
ものにできたからだ。

あと一度でいい、あの柔らかい体を抱きしめて眠れるなら
何だってする、何だって、何だって、何だってする・・・
どんなにそう願っても、脳の血管が破れるくらい強く願っても
一度死んだものは二度と生き返らない、「あの時こうしていれば」なんて
どれほど後悔したところで、後からでは絶対に追いつかない。

だからこそ、生きて一緒にいられるその時その時を、精一杯大事に
しなければいけないのだ・・・。

当時はまだ言葉にこそできなかったけれど、幼いながらに私が
そのことをはっきり理解したのは、チコの死を通してだったと思う。

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とまぁ、これが子供の頃の私の体験と重なる場面なんですけどね。

学校を休ませてでも、往復4時間かかる移動距離であろうとも、
肉親のように思ってた「ちび太」の最後を私に見届けさせ、
どんなに悲しくても「大切なものとの別れ」と「命の重み」
を身をもって理解させようとしてくれた両親に感謝してます。

もの心のついたばかりの私は「命は1つ1回きり」という
事が胸に刻まれた瞬間でしたねぇ。

最近多い、親による子供に対しての虐待のニュース。

裸にしてベランダで一晩放置する、食事を与えない、
足の裏を火であぶる、殴る、蹴る・・・。

幼い頃、どんな環境で育てばこういう仕打ちが
平気でできる大人になるんだろう?

「命」の大切さを親が子に教え、子が親になって
我が子に教えていけば、虐待のニュースを見る事も
減っていくと思うんだけどなぁ・・。

1つであって1回こっきりの目の前の
「命」の重さを、みなさん大切にしましょうね。

ではまた次回!

いつもありがとうございます♪

http://family.blogmura.com/tment_tbe/3845/9wuq65fqumld
[ 2010/03/14 13:01 ] 日記 | TB(1) | CM(6)

No title

最近命の重さを感じられないニュースが
多いですからね~
ゲーム感覚で人生リセットできるみたいな
感じなんでしょうか

私も昔飼ってた猫の事思い出しちゃいました・・・
[ 2010/03/14 21:39 ] [ 編集 ]

No title

水葱さんへ♪

そうそう虐待のニュース見ていて、「何でこんな事するんだろう」
ってイロイロ考えてたら「ちび太」の事を思い出しました^_^;

自分よりはるかに弱い存在に対して、本当はいたわったり
守ったりするのが「人」だと思います。

弱いものを傷つけたり、いたぶったりしたいのなら、
弱肉強食の、野生の王国にでもいけばいいのにね。

食べられちゃいますけど・・(;一_一)
[ 2010/03/14 23:12 ] [ 編集 ]

No title

村山由佳さん、私は読んだことありませんでしたが、こちらで紹介されてたエッセイの一部分、読んだら涙が出てしまいました。

命の大切さ、そうですよね。

私も小さいころから犬を飼って、もう2匹の犬を見送ってきましたが、それをちゃんと命の大切さとして、小太郎さんのようにしっかり普段から受け止められているか、あらためて思いました。

一回こっきりなんだから、周りの人、周りの物、大事にしないといけないですよね。
[ 2010/03/15 15:53 ] [ 編集 ]

No title

高橋まり さんへ♪

コメントありがとうございます☆

ペットは生きてる時に大切にして、後悔だけはしないように
したいものですネ♪
[ 2010/03/15 22:23 ] [ 編集 ]

No title

拝見させていただきました。
応援ポチ。
[ 2010/03/16 16:34 ] [ 編集 ]

No title

レオンさんへ♪

訪問と応援ありがとうございます☆
[ 2010/03/17 01:28 ] [ 編集 ]

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[2012/11/04 13:08] URL カフェオレ~晴れときどき笑顔~